第2回 自動チューニング技術の
現状と応用に関するシンポジウム

Second symposium on Automatic Tuning Technology and its Application
http://atrg.jp/atta/

更新:2011.7.21

日時: 2010年11月4日(木)10:00〜17:00
場所: 東京大学 経済学研究科 学術交流棟(小島ホール)2 階 コンファレンスルーム
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_08_03_j.html

参加無料・事前登録不要

 自動チューニングは,ソフトウェアに自らを最適化する機能を組み込むことにより,
多様な環境において優れた性能を実現することを目指すパラダイムです.「京」と
愛称が決まった次世代スーパーコンピュータから,省電力と高性能の両立が重要な
課題である携帯端末まで,あらゆる分野の情報処理に適用できる技術となるよう,
研究が進められています.
 本シンポジウムは,自動チューニングに関係する科学研究費プロジェクトの合同で,
最新の研究成果と将来の研究展望をご報告いたします.また,招待講演として
早稲田大学の大石進一先生に精度保証の観点から,富士通研究所の成瀬彰様に
高性能計算ライブラリの観点から,それぞれご講演をいただき, 自動チューニング
へのご期待やご注文を伺います.さらに,「ポストペタ時代のソフトウェア技術」
というタイトルで討論を行い,5〜10年後に想定されるハードウェアならびに
ソフトウェア技術へ向けての議論を熱く戦わせます.
 自動チューニングの基礎技術から自動チューニングの応用まで,ご興味のある
多くの方のご参加をお願いいたします.

プログラム
10:00-10:10  科研費による自動チューニング研究の取り組み
東京大学 須田礼仁
10:10-10:30  自動チューニング記述言語の進展
東京大学 片桐孝洋
10:30-10:50  複合マルチコア環境のための自動チューニング技術
電気通信大学 今村俊幸
 
11:00-11:45  【招待講演】
精度保証付き数値計算のスケーラビリティを保ったチューニング
早稲田大学 大石進一
 
13:15-14:00  【招待講演】
高性能計算ライブラリ開発の実状 [スライド:非公開]
(株) 富士通研究所  成瀬 彰
 
14:15-14:35  複合型計算システムにおける実行時自動チューニング
東北大学 滝沢寛之
14:35-14:55  安全な計算状態操作機構のこれまでと今後
京都大学 八杉昌宏
 
15:10-15:30  高ユーザビリティを目指す大規模並列シミュレータの開発インフラ SPHERE
理化学研究所 小野謙二
15:30-15:50  自動チューニング数理基盤ライブラリ
東京大学 須田礼仁
 
15:50-16:50  討論:「ポストペタ時代のソフトウェア技術」
司会: 須田礼仁(東京大学)
パネリスト: 中島研吾(東京大学) , 八杉昌宏(京都大学),
       山本有作(神戸大学), 高橋大介(筑波大学)
   
16:50-17:00  科研費による自動チューニング研究の今後の展開
東京大学 片桐孝洋
終了後,懇親会を予定しております.

主催:自動チューニング研究会
   文部科学省 科学研究費補助金
    特定領域研究「情報爆発時代のロバストな自動チューニングシステムに向けた数理的基盤技術の研究」
    基盤研究(B)「メニーコア・超並列時代に向けた自動チューニング記述言語の方式開発」
    基盤研究(B)「マルチコア複合環境を指向した適応型自動チューニング技術」
    若手研究(B)「異種複数のプロセッサを適材適所で活用する高性能計算フレームワークの構築」
    基盤研究(B)「階層的なアルゴリズム選択機構を有する自動チューニング方式の研究」
    基盤研究(B)「マルチプラットフォームの大規模数値シミュレーションを支援するフレームワークの構築」
    基盤研究(B)「安全な計算状態操作機構の実用化」

実行委員長/お問い合わせ : 東京大学 須田礼仁
E-mail: reiji あっと is.s.u-tokyo.ac.jp
   「あっと」を半角@に変換して下さい
過去のシンポジウム