第3回 自動チューニング技術の
現状と応用に関するシンポジウム

Third symposium on Automatic Tuning Technology and its Application
(3rd ATTA)

http://atrg.jp/atta/

更新:2011.12.2

日時: 2011年12月5日(月)10:00〜18:00
場所: 東京大学 小柴ホール(〒113-8654 文京区本郷7-3-1)
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_00_25_j.html

参加無料・事前登録不要

 自動チューニングは,ソフトウェアに自らを最適化する機能を組み込むことにより,
多様な環境において優れた性能を実現することを目指すパラダイムです.「京」と
愛称が決まった次世代スーパーコンピュータから,省電力と高性能の両立が重要な
課題である携帯端末まで,あらゆる分野の情報処理に適用できる技術となるよう,
研究が進められています.
 本シンポジウムは,自動チューニングに関係する科学研究費プロジェクトの合同で,
最新の研究成果と将来の研究展望をご報告いたします.また,招待講演として
筑波大学 櫻井鉄也先生による大規模並列向けの固有値解析ソフトウェア,
九州大学 南里豪志先生によるMPI通信ライブラリの最適化,
高知工科大学 松崎公紀先生によるスケルトンプログラミングのご講演をいただき,
自動チューニング へのご期待やご注文を伺います.また,パネル「エクサフロップス・
コンピューティング実現に向けたシステム横断的課題に対する自動チューニング
技術の貢献」で、エクサフロップスコンピューティング実現に向けた自動チュー
ニング技術の討論を行います.
 自動チューニングの基礎技術から自動チューニングの応用まで,ご興味のある
多くの方のご参加をお願いいたします.

プログラム
 
【午前のセッション】(座長:鴨志田良和(東大))
 
10:00-10:10  科研費による自動チューニング研究の取り組み
自動チューニング研究会主査 東京大学 須田礼仁
10:10-10:35  自動チューニング記述言語の進展
東京大学 片桐孝洋
10:35-11:00  複合マルチコア環境のための自動チューニング技術
電気通信大学 今村俊幸
11:00-11:25  汎用自動チューニングのためのソフトウェア基盤に向けて
東京大学 須田礼仁
 
11:30-12:15  【招待講演】(座長:須田礼仁(東大))
大規模並列環境向けの固有値解析ソフトウエア開発
筑波大学 櫻井鉄也
概要: 本講演では、大規模な並列環境での利用を想定した疎行列固有値問題 のための解法とそのソフトウエアについて述べる。本方法が性能を発揮 するために必要となる複数のパラメータ選択の方法についても紹介する。
 
13:30-14:15  【招待講演】(座長:今村俊幸(電通大))
通信ライブラリにおける実行時自動チューニング技術
九州大学 南里豪志
概要: 計算機の大規模化,複雑化にともない,通信ライブラリに おいても割り当てられた計算機資源の構成やプログラムの 実行中の状況等に応じた自動チューニング技術が今後重要に なると予想される.既存の研究事例,および我々がCRESTで 取り組む研究内容を紹介する.
 
【午後のセッション】(座長:田中輝雄(工学院大))
 
14:20-14:45  安全な計算状態操作機構の実現と応用
京都大学 平石 拓,京都大学 八杉昌宏
14:45-15:10  ppOpen-HPC:自動チューニング機構を有するアプリケーション開発・実行環境 -beyond SpMV を目指して-
東京大学 片桐孝洋,東京大学 中島研吾
 
15:30-16:15  【招待講演】(座長:片桐孝洋(東大))
スケルトン並列プログラミングからのソフトウェア自動チューニングへの期待
--- 並列スケルトンを用いたBiCGStab法アプリケーション実装のケーススタディを通じて ---
高知工科大学 松崎公紀
概要: スケルトン並列プログラミングは, 並列計算の計算パターンを組み合わせて プログラミングを行う手法である. 発表者らは, 並列スケルトンライブラリ 「助っ人」を開発し, それを用いてBiCGStab法アプリケーションの実装を試みた. 本発表では, その知見をもとにソフトウェア自動チューニングへの議題提案や 期待を述べたい.
 
16:30-17:50  パネル:
「エクサフロップス・コンピューティング実現に向けたシステム
 横断的課題に対する自動チューニング技術の貢献」
概要: エクサフロップス・コンピューティング実現に向けて、計算機システム に対する横断的課題が指摘されている。それらは、ヘテロジニアスアーキテクチャ、 大規模並列性、耐故障性、電力、生産性などである。本パネルでは、これらの 横断的課題を克服するために必要となる自動チューニング技術の貢献について パネル討論を行う。
コーディネータ:片桐孝洋(東大)
パネリスト:須田礼仁(東大),平石拓(京大),大島聡史(東大),櫻井隆雄(日立),丸山直也(東工大)
   
17:50-18:00  おわりの言葉
東京大学 片桐孝洋
 
終了後,18:30頃から本郷3丁目周辺で懇親会を予定しております.

主催:自動チューニング研究会
   文部科学省 科学研究費補助金
    基盤研究(A)「汎用自動チューニング機構を実現するためのソフトウェア基盤の研究」
    基盤研究(B)「メニーコア・超並列時代に向けた自動チューニング記述言語の方式開発」
    基盤研究(B)「マルチコア複合環境を指向した適応型自動チューニング技術」
    若手研究(B)「異種複数のプロセッサを適材適所で活用する高性能計算フレームワークの構築」
    基盤研究(B)「マルチプラットフォームの大規模数値シミュレーションを支援するフレームワークの構築」
    基盤研究(B)「安全な計算状態操作機構の実用化」
協賛:
 JST CREST「ポストペタスケール高性能計算に資するシステムソフトウェア技術の創出」領域
  H22年度採択課題「自動チューニング機構を有するアプリケーション開発・実行環境」
   (代表者:中島研吾(東京大学 情報基盤センター))
  H23年度採択課題「進化的アプローチによる超並列複合システム向け開発環境の創出」
   (代表者:滝沢寛之(東北大学 大学院情報科学研究科))

実行委員長/お問い合わせ : 東京大学 片桐孝洋
E-mail: katagiri あっと cc.u-tokyo.ac.jp
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