[[イベント情報]]

*第9回AT研究会オープンアカデミックセッション(ATOS9)(5/12) [#nbca5d0b]

 日時:2014年5月12日(月) 14:45~17:00 (14:30より開場)
会場:東京大学理学部7号館202会議室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_06_06_j.html

** 講演1. 通信削減型QR分解アルゴリズムと自動チューニング [#td2f3ceb]

***講演者:深谷猛(理化学研究所計算科学研究機構) [#b7eb5cd2]

***アブストラクト [#g26b1128]

近年,通信削減型(Communication-Avoiding)アルゴリズムが盛んに研究されて 
いる。QR分解は基本的な行列計算の一つであると同時に,通信削減型アルゴリズ 
ムの研究の初期からの研究対象の一つである。我々も,通信削減型QR分解アルゴ 
リズムに関して,これまでに,アルゴリズムの性能解析や京コンピュータ上での 
性能評価を行ってきた。本発表では,QR分解に関する通信削減型アルゴリズムの 
これまでの研究内容や最新の研究動向について紹介する。また,実際にアルゴリ 
ズムを実装・評価する過程で明らかになった,自動チューニング技術の必要性に 
ついて,併せて議論する。

** 講演2. 高性能可搬性のためのHPCリファクタリング [#a2987c7b]

*** 講演者:小松一彦( 東北大学サイバーサイエンスセンター) [#ja64ff7b]

*** アブストラクト [#j81e7502]

我々は,年々複雑化する高性能計算システムにおいて,大規模シミュレーションコードの高い性能可搬性を維持を可能とするHPCリファクタリングに関する研究に取り組んでいる.本講演では,実アプリケーションへのチューニング事例の収集,解析,評価を通じて,性能可搬性を高めるためのコードが具備するべき要件を明らかにし,高い性能可搬性を実現するためのガイドラインであるリファクタリングカタログの構築に関する取り組みと,レガシーコードを速やかに将来のシステムにフィットさせることを目的として,既存のコンパイラを最大限に活用したOpenMP化支援ツールの開発について述べる.さらに,将来のHPCリファクタリングと自動チューニング技術の連携・活用法の展望について議論する.


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